はじめに
Stateは、デバイスが指定した状態のときにTASKSが発動する、というキッカケを与えるものだ
何種類もあるのでそれぞれ説明していく
App
Calendar Entry
指定されたパラメータにマッチするAndroidのカレンダーがアクティブ状態のとき パラメータを指定しない場合は、その部分はパターンマッチに影響を与えない
つまり、その部分はどのカレンダーでも一致する
Unread Text
指定したパラメータのあるSMSやMMSが未読状態のとき
コンテンツはSMSの本文かMMSの件名を指す たまに未読がないときでもこのプロファイルがアクティブになることがある
そんなときは「Reset Unread SMS」というアプリを使えば解決できる
Display
Display Orientation
画面が縦モードになっているか横モードになっているとき
Display State
画面がオンかオフになっているとき
Dreaming
画面がDaydreamモード(Googleが開発したVRプラットフォーム)になっているとき
Hardware
Docked
車やデスク、もしくはその他のドックに接続したとき
Headset Plugged
ヘッドセットを接続したとき
HDMI Plugged
HDMIを接続したとき
Keyboard Out
物理キーボードを使用しているとき 当然、画面内にでる仮想キーボードを使っても反応しない
Media Button
メディアボタンのうちひとつが押されているとき
Held Downをチェックした場合、ボタンを長押しする必要がある
Google Voice Searchを搭載したほとんどの端末ではこの機能は使用できない
Grabをチェックした場合、メディアボタンがTaskerにしか反応しなくなる
(例えば停止ボタンを指定した場合、停止ボタンを押しても停止する代わりにプロファイルがアクティブになるという意味だと思う。要検証)
Pen Out
ペン型のハードウェアを取り出しているとき
現在はGalaxyシリーズのSペンのみ対応
Pen Menu
ペン型ハードウェアに関連づいたメニューが表示されているとき
現在はGalaxyシリーズのSペンのみ対応
USB Connected
指定したクラスのデバイスが接続されているとき ※AnyクラスにはUSBハブは含まれていない
Net
Airplane Mode
機内モードのとき
Auto-Sync
自動同期が行われたとき
BT Connected
ブルートゥースによって他のデバイスと接続したとき
NameやAddressを指定した場合はそれらと一致した場合のみ
ペアリングしていないデバイスは無視される
BT Status
ブルートゥースデバイスが接続可能や不可能な状態であるとき
BT Near
対応するブルートゥースデバイスが近くにあるとき
NameやAddressなどのパラメータを指定すると、そのパラメータに一致した場合のみ反応する
パラメータを指定しない場合は、その部分はパターンマッチに影響を与えない
つまり、その部分はどのカレンダーでも一致する
また、デバイスのクラス指定もできる
Standard/Low-Energy Devicesのどちらかを選択することで、消費電力を低下させることができる
Non-Paired Devicesにチェックをいれると、多くの電力を消費しペアリングしていないデバイスにも反応するようになる Toggle BTにチェックを入れると、デバイス(おそらくTaskerを入れている方)のブルートゥースがオフになっている場合でも、スキャン中にオンにする
だいたい5~15秒程度
Ethernet Connect
イーサネットを介してデバイスがインターネットに接続したとき
Mobile Network
選択した種類のモバイルデータ接続がなされたとき
NFC Status
デフォルトのNFC接続設定がオンやオフになっているとき
VPN Connected
VPNネットワークに接続したとき
Wifi Connected
デバイスがWi-Fiに接続したとき 各パラメータを指定すると、そのパラメータに一致した場合のみ反応する
Wifi Near
デバイスがWi-Fiに接続可能であるとき
各パラメータを指定すると、そのパラメータに一致した場合のみ反応する
Phone
Call
電話がかかっているとき
番号の指定も可能
Cell Near
指定した携帯電話基地局の近くにデバイスがあるとき
Scanボタンを押すことで現在どの携帯電話基地局が近くにあるかを調べることができる
その際の表示は「基地局のID/最後に検出した信号強度」
現在接続している基地局には,「<」マークが最後につく
特定の場所にいるかどうか判断するには少し不正確だが、電力消費は非常に少ない 機内モードなどで電波を遮断した場合には、その瞬間までのプロファイルの状態が維持される
すなわち、オン→機内モード→場所移動→オンのまま
となる
Missed Call
通話履歴に不在着信がある状態のとき
発信者の指定も可能
Signal Strength
デバイスの電波強度が指定した範囲にあるとき
電波強度が0や不明の場合は反応しない
Power
Battery Level
バッテリー残量が指定した範囲にあるとき
Battery Temperature
バッテリーの温度(℃)が指定した範囲にあるとき
Device Idle
しばらくデバイスを使わない状態が続き、アイドル状態になったとき
Power
デバイスが充電状態のとき
Power Save Mode
バッテリーセーブモードなどの低電力消費状態になったとき
Sensor
Heart Rate
測定中の1分当たりの心拍数が指定した範囲になったとき
Humidity
相対湿度(%)に関係する
要調査
Light Level
指定した明るさの範囲になったとき
Magnetic Field
マイクロテスラ単位の絶対地場強度が指定した範囲にあるとき
Orientation
デバイスが指定した方向に向いているとき
デバイスによっては指定した方向と逆向きで反応することがある
Pressure
ミリバー単位の圧力が指定した範囲にあるとき
標高30,000㎞で0になり、海面ではおよそ1013となる
Proximity Sensor
近接センサーが反応したとき
Temperature
現在の周囲温度(℃)が指定した範囲にあるとき
System
Active User
指定したIDを持ったユーザーがアクティブかどうか
Custom Setting
様々な設定が指定した状態になったとき
この設定というのはGlobal、Secure、Systemの3つから成っており、ほぼ全ての設定でTASKSを発動できる
Nameの虫眼鏡のマークを押して,再び虫眼鏡を押すまでに生じた設定上の変化をリストアップしてくれるので、設定の名前や値が分からなくても使える
Tasker
Profile Active
指定したプロファイルがアクティブなとき
Task Running
指定したTASKSが実行中のとき
Variables
Variable Value
ユーザーが定義した変数の値が指定した値と一致したとき
終わりに
長くなったが、State の説明は以上だ
まだ詳しく説明しきれていないところも多々あるが、それは今後埋めていく