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Google Nest Hub​が卓上デバイスとしてオススメな理由

皆さんの机の上にはどんなデバイスがあるでしょうか?
僕の机の上には、PCとメモ帳とGoogle Nest Hub(第2世代)があります

PixelスマートフォンやPixel Watchシリーズと比べて影の薄いNest Hubですが
僕は大好きです

そんなNest Hubの魅力を知ってもらうために、オススメの使い方を紹介します

そもそもNest Hubとは?

Nest Hub(第2世代)は2021年5月に発売されたスマートディスプレイです

7インチのタッチスクリーンディスプレイ、フルレンジスピーカー、Googleアシスタント、スマートホームデバイスを制御する機能を備えています

一見すると、スマートホーム化している人にしか必要無いように思えますが
Nest Hub単体でも十分過ぎるほどに役立ってくれます

オススメの使い方7選

それではNest Hubのオススメの使い方を7つ紹介していきます
前提として、Nest Hubは作業机の上に置いて作業のお供としての活用方法です

タイマー・アラーム

「いきなり地味過ぎる・・・」と思ったかもしれませんが、めちゃめちゃ有用な機能です

時間に追われている時って、全然集中できません
なぜなら時間を気にする事に脳のリソースを使わないといけないからです
当然、脳のリソースを無駄遣いする分作業の効率は落ちてしまいます

それを解決するのが、タイマーやアラームをセットして時間管理を外注することです

「ねえGoogle、タイマー〇〇分にセットして」
「ねえGoogle、〇〇時になったら教えて」

これだけでタイマーとアラームをセットしてくれます
この手軽さが良いんです

スマホでもできる事だと思うかもしれませんが、僕は基本的に作業中にスマホを意識することには反対です
なぜなら、スマホはとんでもなく脳のリソースを奪うからです

スマホを意識せずにタイマーやアラームをセットできる
たったこれだけでメチャメチャ作業に集中できるようになれます

画面付きGoogle アシスタント

そもそもスマートディスプレイですので、Googleアシスタント機能はついていますが
画面が付いており、訪ねた内容について表示してくれるのでとても分かりやすいです

例えば、「ねえGoogle、今日の天気は?」と聞くと、
当然ですが画面に天気の情報を表示してくれます
アシスタントの声が合成音声という事もあり、音だけでは少し聞き取りにくい所もあるのですが、画面によって補完されます

作業中に何か気になった事があると、何でも教えてくれる心強い相棒になります

タスクや予定の通知

タイマーとアラームと少し似ているのですが、
Googleカレンダーで設定したタスクや予定の時間になるとディスプレイ上に通知してくれます

ここで重要なのが、自分から尋ねなくても勝手に表示してくれる点です
まるで自分に秘書が付いてくれたような気持ちになります

もちろん直接、「ねえGoogle、今日の予定は?」と聞いても表示してくれます

スマホやPCでカレンダーを開いて、そのまま別のアプリを開いて気がついたら時間が溶けていた
という事を防止してくれます

スマホからのキャスト

作業中はお気に入りの音楽を聞きながら作業したいですよね

もちろんスマホから流す事もできますし、イヤホンを繋いで聴くこともできます
しかしそうした場合、どうしてもスマホを机の上に置かないといけなかったり
イヤホンを長時間つけて耳が痛くなってしまいます

そんな時は、スマホから聴きたい音楽をNest Hubにキャストできます
さらにYouTubeの動画を流すこともできます
とは言え、動画の解像度は非常に低いので動画を観るためにキャストするのはオススメできません
そもそも作業の邪魔になりますしね

Nest Hub自体の音質は非常に満足できるものになっています
低音もしっかり響き、オーディオ好きでもない限りは満足できる音質です

リラックスサウンド

実はNest Hub自体にも音楽が入っています
それがリラックスサウンドと言われる環境音です

「作業中は環境音派」もニッコリの14種類の環境音があります

選べる環境音
  • リラックスする音
  • 自然の音
  • 水の音
  • 水の流れる音
  • せせらぎの音
  • 扇風機の音
  • 暖炉の音
  • 森の音
  • 夜の音
  • 海の音
  • 雨音
  • 川の音
  • 雷雨の音
  • ホワイトノイズ

さらにこの環境音は、最大12時間連続で流すことができますので長時間作業にもピッタリですし
作業中の休憩時間の気分転換でもオススメできます

卓上美術館

上記の機能を全く使っていない時は、スクリーンセーバーモードになります
その際に時計や天気の表示をすることができますが
僕のオススメはアート作品を表示することです

Nest Hubが横向きの画面なので表示できる作品は横向きのものだけですが
ストリートアートから、地球や宇宙の画像、さらには絵画作品がスライドショー形式で流れていきます

ディスプレイ横に絵画が飾ってある感じがとても良いのです

表示される作品は一定周期で更新されますので
新しい作品と出会い続け、新しい刺激を受け続ける事ができます

僕個人としてはアート作品の表示が好きですが
Googleフォトに保存した画像をスライドショーで流し、フォトフレームの代わりに使うこともできます

スマートホーム連動

忘れてはいけないのが、スマートホームを操作する機能で
Googleホームと連携した家電を音声だけで操作できます

  • エアコンの調整
  • お掃除ロボットの起動
  • 部屋の照明を調整
  • カーテン開閉
  • 扇風機などのリモコン操作

などが可能です

僕が特に使うのが照明の調整で、写真のようにディスプレイで調整できます

スマート家電が今どのような状態なのかがディスプレイで一目で確認できるため
使い勝手が良いです

ちなみに使用している照明はHueのホワイトグラデーションです

設定方法はこちらの記事をどうぞ

【ワンルーム一人暮らし必見】スマートLED照明の最適化手順【Philips Hue】 Philips Hue 便利ですよね 僕が使っているのは電球タイプですが、ざっと 日々のルーティーンに合わせてオンオフを自...

Nest Hubの魅力

上記のように、様々な使い方ができるNest Hubですが
このような使い方ができる理由、つまり魅力について語っていきます

高音質

一定の品質は重要です
あまりにも音質が悪すぎると、音楽をキャストしたりリラックスサウンドを聴きたいと思えなくなってしまいます

その点、Nest Hubは万人受けする一定水準の音質なので誰が使っても満足できると思います

クイックジェスチャー機能

実はNest Hubにはクイックジェスチャー機能というものが搭載されています

この機能は、音楽やタイマーなどを停止・再開させたい場合に
画面に触れずに体を動かすだけでNest Hubを操作できるというものです

エアタップ
  • メディアを一時停止、再開する
  • Googleアシスタントの音声を停止する

をしたい場合は下図のように手を動かします

手をさっと動かす
  • タイマーを解除する
  • アラームをスヌーズする

をしたい場合は下図のように手を動かします

普段しない動きなのでご操作の心配も少なく、
座ったままの姿勢で操作できるのでとても使い勝手が良いです

SNSやメールの通知がこない

作業においてはこの機能が非常に重要です

通知が来ないのはデメリットにもなりかねませんが、作業においては集中力が分断されない事の方がはるかに重要だと思っています

時間や予定など本当に必要な情報だけ伝えて、作業の邪魔をしません

スマホやPixelタブレットとの比較

オススメの使い方や魅力について書きましたが、
「これってスマホやタブレットでもほとんど同じ事できるんじゃないか」と思った方もいると思います
それはその通りなのですが、機能レベルで見た場合とハードも含めた総合的に見た場合では評価は変わります

具体的に比較していきましょう
タブレットに関しては、Nest Hubと同様のことができるPixelタブレットで比較します

ディスプレイ

スマホとPexelタブレットで比較していきます

項目スマホNest HubPixelタブレット
サイズ6.1インチ(Pixel 6a)7インチ11インチ
動画の再生ヌルヌルカクカクヌルヌル

ディスプレイサイズはスマホ以上、タブレット未満
静止画はキレイに映るけど、動画は微妙というのが正直な感想です

エンターテイメント用途としては、スマホやタブレットに大きく劣ります
サイズはどっち付かずで、卓上前提なので操作性も悪いためです

ただし、エンターテイメント用途を全く考慮しなければ、理想的なサイズ感と必要十分な解像度と言えます

価格

スマホは皆さん持っている前提で話しますので、似たようなことができるPixelタブレットと比較します

Nest HubPixelタブレット
¥11,000¥79,800~

Pixelタブレットの方が色々できる事はありますので、もちろんその分お値段は高めです
Nest Hubの方がお求めしやすい価格になっています

まとめ

機能はさておき、ディスプレイと価格に関して比較しましたが、どのように感じたでしょうか?

正直、できる事や自由度、手軽さだけで考えれば
スマホやタブレットの方が良いと思います
そもそもスマホに関してはもう持っている人がほとんどですし

ただし、Nest Hubの良さは「不便さ、機能が限定的である」ところにあると思っています

スマホやタブレットにはアプリを入れることができます
そしてその中にはSNSやメールアプリが必ず入っています

そういったアプリがあるという事は、必ず通知も来ます

人間は社会的な動物なので、コミュニケーションに関する事が気になって気になってしかたありません
これがSNSやメールの通知にすぐ反応してしまうカラクリです

通知に反応してしまうため、作業への集中力が分断されてしまいます
一方で、Nest Hubにはそのような通知が来ません

エンターテイメント用で考えれば、Nest Hubはスマホやタブレットに劣りますが
上記の使い方を想定した卓上デバイスで考えれば、作業の心強いパートナーになってくれます

おわりに

作業用のお供としての卓上デバイス「Google Nest Hub」の魅力は伝わったでしょうか?

少しでも良いなと思っていただければ、ぜひ家電量販店で実物を確認してみてください