Tasker をインストールしてみたは良いものの
- Tasker をインストールしてみたけど、いまいち使い方が分からない
- いろいろイジると怖いので先にい使い方を知っておきたい
という気持ちを持つのは当然だと思います
なぜなら、Tasker はスマートホンの設定に干渉することができるからです
そこで、Taskerの使用歴も早3年を迎えた僕がTaskerの使い方を解説します
今回は Taskerを使用する際に使いこなすと便利な変数について解説します
Part1をまだ読んでいない方はこちらからお先にどうぞ
変数を使えるようになると?
変数を使えるようになると
- 複数のプロファイルで情報を共有
- バッテリーの値や現在時刻などをトリガーにしたり
- 試行回数の概念を組み込んだり
することができます
これを具体的なプロファイルで考えると
- プロファイルAとプロファイルBが起動した状態であるときのみ、プロファイルCを起動する
- 現在の時刻やバッテリーの値を読み上げる
- 一日に何度指定したアプリを開いたか記録する
などができるようになります
変数とは
変数とはプログラミング言語でよく使われる言語です
プログラミングをしたことがないという方でも、学生時代の数学に出てきたXやYを見たことが無いという方は少ないのではないでしょうか
変数とはまさにそれと同じ概念です
より詳しく説明すると、
変数とは情報を一つだけ入れることのできる名前のついた箱です
画像のように任意の名前をつけた箱の中に、文字なり数字なり任意の情報を一つだけ格納できます
Taskerで使用する変数の決まりごととして、変数名の前に % をつけるというものがあります
上の例ではnameという変数の前にちゃんと%がついています
また、変数名は全てアルファベットを使用する必要があります
なぜなら、アルファベットの大文字・小文字が変数の種類に大きく関わってくるからです
変数の種類
Taskerにおける変数は全部で3種類あります
それぞれ、ローカル変数、グローバル変数、組み込み変数です
僕たちTaskerのユーザーが使用できるのはこの内のローカル変数と組み込み変数のみです
ローカル変数
変数名を全て小文字にするとローカル変数になります
例えば、先程の例の %name です
ローカル変数は、そのローカル変数を使用するタスクやプロファイルの中でのみ機能します
ですので、他のタスクと情報を共有することができません
よく言えば独立して変数を使用することができます
自分のスマホやPCのローカルストレージに保存するようなイメージですね
グローバル変数
変数名の頭文字を大文字にするとグローバル変数になります
先程の %name は全て小文字ですが、例えば %Name とするとグローバル変数になります
ローカル変数と異なりグローバル変数はTasker上に保存され、異なるタスクやプロファイル間で参照・書き換えをすることができます
クラウド上にデータを保存するイメージですね
組み込み変数
変数名が全て大文字です
この変数はTasker側が最初に設定していている変数で、システム上の情報を反映しています
例えば、%TIME は 現在時刻、%DATE は 現在の日時、%BATT は 現在のバッテリーの値をそれぞれ示しています
システム上の数値を保存しているため、僕たちが自由に変更することはできないという訳です
まとめ
要点をおさらいしましょう
- 変数とは、情報を保管する名前のついた箱
- ローカル変数、グローバル変数、組み込み変数の三種類がある
- ローカル変数は単一のタスクやプロファイルの中でのみ参照・書き込みできる
- グローバル変数は、全てのタスクやプロファイルから参照・書き込みできる
- 組み込み変数は、全てのタスクやプロファイルから参照のみできる
変数を使用したレシピをいくつか考えたので、よければ参考にしてみてください